☆ 小野先生 自己紹介 ☆
初めまして、高野勉です。
この度、伊丹市大鹿に小児科医院を開業いたしました。
お子さんに心配な症状があると、家族の笑顔がなくなってしまいませんか?
そんな時に何でも気軽に相談できる、みなさんのかかりつけ医になりたい。
「お子さんだけでなく、お母さんも笑顔にする」
「あそこに行くとなんだかホッとする」
そんなクリニックを目指します!
★ 自己紹介 ★
茨城県土浦市出身
建具屋の長男として出生
神戸大学医学部を2002年に卒業し、神戸大学小児科学教室入局。
姫路赤十字病院、千船病院、高槻病院、明石医療センターなどの関連病院にて一般小児診療に加え、
新生児集中治療などの専門分野に関し研鑽を積みました。
A型 ふたご座
10歳から3歳までの三男一女の父です
動物占い:面倒見のいい黒ひょう
スポーツ:弓道、アイスホッケー
趣 味:将棋、お酒(大好き)
特 技:工作、手品、どこでも寝られること
好きな食べ物:八宝菜、からあげ、アップルパイ
好きな動物 :うさぎ、キリン
好きな花 :カラー、ガーベラ
好きな音楽 :ジャズ、バレエ音楽
好きな小説 :極大射程、リンカーン・ライムシリーズ
好きなマンガ:寄生獣、柔道部物語
好きな映画 :ドラえもん
好きなサザエさんキャラ:アナゴ君
最近ちょっとうれしかった事:
娘が「父ちゃんと結婚しゅる」と言ってくれたこと
最近ちょっと悲しかった事:
娘の呼び方が「パパ」から「父ちゃん」に変わったこと(兄の影響!)
院長コラム
【お医者さんはいませんか?】
「苦手意識」
医者の多くは自分の専門分野以外の病気には苦手意識 があります。 私は小児科医になって17年、ずっと新生 児科医(赤ちゃんのお医者さん)として病院で働いて いました。 赤ちゃんに関しては頭の先からつま先まで、どんな症状も診られる自信があります。 そして赤ちゃん 以外の小児科の病気、アレルギーや痙攣、発達障害などにも苦手意識を持たず対応できるよう訓練してきました。 「なんでも診られる小児科医でありたい」そう思う ようになったきっかけが若い頃にありました。
「山P」
ドラマなどで「飛行機の中でのドクターコール」ってありますよね?いわゆる「お客様の中にお医者様は いらっしゃいませんか?」というヤツです。 これ、良く聞く話ですが医者の中では実は結構恐怖なんです(山Pが演じていたような救急部のドクターは別で、逆に呼ばれて喜ぶ人もいます)。
「危ない人」
医者はベテランになればなるほど専門分野では高度な ことができるようになりますが、逆に免許を取った頃の知識は薄れていきます。 「お医者さんはいませんか?」のコールは「どんな人が」「どんな症状で」体調が悪くなっているのかが行ってみないと全く分かりませんし、 さらに飛行機の中にどんな診療道具があるのか(普段からメスを持ち歩いている医者がいたら結構危ない人ですし、そもそもメスは機内に持ち込めません)も 分かりません。
「偽善者」
「医者なんやからとりあえず診てあげたらエエやん」 と思うでしょう?でもね、日本では1回医者がだれかを診察したとき、結果が悪かったら逮捕されたりする こともあるんです。小児科医の私がおじいさんを診察して(正直言って1回も病院で診たことありません)胸の痛み(心筋梗塞かも知れない?)をみて、 適切な対応が出来なかったら、あとで有罪になったりするんです。実は学生の頃、「自分はドクターコールには絶対手を挙げない」と考えていました。 そのことで医学部の友人と激論になったこともあります。彼は「俺は絶対に手ぇ挙げるワ!」と断言していましたが、正直(この偽善者め・・・)と少し思っていました。
「6時間」
さて、そんな私がついにドクターコールに遭遇する ことになります。 医者になって2年目のことでした。 ある海外旅行の帰り、空港でやたら体調が悪そうな 妊婦さんがいたのでちょっと警戒していたんです。 案の定、太平洋のど真ん中、成田空港まであと約6時間 という場所で「お客様の中で・・・」と放送がありました。
「ドクターカード」
何と私は反射的に立ち上がっていました。そして、ここからがまためんどくさかった!(たぶん)フランス人のCAさんに声をかけると、 「ドクターカードを見せろ」と言われました。(ドクターカードってなんだろう?)と思いながらも適当に「預けた荷物の中に入っている」と答えると 、CAさんはあきれたような顔で(失礼な!)首を振っていました。確かに、医者のふりをしたウソつきのお兄ちゃんかもしれませんから仕方ないんですが、 思わず立ったことを後悔し始めました。
「陣痛」
とにかくチーフパーサーのところに行くと何と日本人男性で、所属の病院名などを伝えると信用してもらえ、患者さんのところに案内してもらいました。やはり空港でしんどそうにしていた妊婦さんでした。 どうやらお熱があった様でしたが、陣痛でなくて本当に良かったと思いました。細かいことはここには書けませんが、あまり専門知識が必要な状況ではなく、簡単なアドバイスをして その場を離れました。
「スリッパ」
実はしんどいのはここからです。大丈夫だと思っていても、一度診察したからには万が一その人に何かあれば大変です。成田までの5-6時間、一睡もできずドキドキして
過ごしました。無事着陸し、降りる時に先ほどのチーフパーサーから呼び止められました。眠気と疲労でフラフラだったので、(早く帰らせてくれ・・・)と思っていましたが、
「先ほどはありがとうございました。つまらないものですが」と言って、プレゼントをいただきました。
・・・機内で出されたスリッパでした(う~ん)。
「町の小児科医」
結局、同級生が正しかったようです。それからは、できるだけ苦手分野を作らないように意識しています。それ以来、電車や駅、公園などで体調が悪そうな方が
いたら声をかけていますし、これからもドクターコールがあれば立つでしょう。大人の病気まで、すべてに対応するのは難しいですが、町の小児科医としてお子さんの
病気は何でも診られるようにしますので、皆さんどうかお気軽に相談してください。
ただし、大きな切り傷や骨折などはなるべくすぐに専門の先生にご紹介させていただきますね!
【まみたん10月号】