管理医師( 院長 )交代のお知らせ


皆様、平素より当院をご利用くださり誠にありがとうございます。
突然ですが、10月より当院の管理医師(院長)が交代となります。

令和元年に伊丹たかの小児科を開設して以来、ありがたいことに大変多くの患者様にご利用いただいております。
開設初年度から髙野1人で診察できる人数を大幅に超える診療のご希望をいただくようになり、スタッフの増員、 システムの改修とともに非常勤医師を採用し可能な限り二診制として可能な限り多くの患者様にご来院いただけるよう図らって参りました。 それでもここ1年ほど、朝の開院前の時点で夜の診療予約まで埋まってしまう状況が続いており、「予約が取れない」とのご意見も多くあり大変苦慮しておりました。 伊丹の本院は診察スペースにも限りがあり、これ以上の患者様の受け入れは困難でした。

そこでこの度、宝塚市向月町に分院として「宝塚たかの小児科」を新たに開設することとなりました。
宝塚の分院は伊丹の本院よりも診察スペースも多く確保し、将来的に医師を増員することで十分に患者様の診療のご希望にお答えできるようになると考えております。 ただし、現時点では常勤医師の採用辞退などがあり、招聘できる医師の数が不十分であるため宝塚の分院の診療は理事長である髙野が管理医師となり行う必要があります。

伊丹の分院は、現在も非常勤医師として長く従事して貰っている小野安希医師に管理医師としてご助力いただくことになりました。 小野医師はご自身も2人のお子さんを子育て中の母であり、診療能力、人柄ともに素晴らしく、安心して診療をお任せすることができます。ただし、子育て中であるためまだフルタイムで診療に当たることができませんので 、神戸大学からの派遣医師やその他非常勤医師にも引き続き応援をいただくことになります。 髙野も不定期ではありますが本院の診療も継続して行ってまいります。

当院の診療理念「お子さんも、あなたも笑顔に」を実現できるよう引き続きスタッフ一同精進して参りますので、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

医療法人たかの小児科 理事長 髙野 勉


☆ 小野先生 自己紹介 ☆

院長
この度、髙野理事長より伊丹本院の管理医師を引き継ぐことになりました小野安希(おの あき)と申します。
髙野先生とは私が幼少期よりお世話になっていたエレクトーンの先生からの紹介で知り合いました。 そんな奇遇な縁があり、2年前より伊丹たかの小児科で月曜・水曜を中心に非常勤医師として働かせて頂いています。 髙野先生より突然「院長になってもらえないか」というお話があったときは「私にそんな重要な役割が務まるだろうか」と大変悩みましたが、「ぜひ先生に任せたい」という熱意のこもったお 言葉をいただき決心いたしました。

私は、これまで総合病院を中心に一般小児診療、救急診療、新生児医療に携わり、最近は乳幼児健診や育児相談にも積極的に関わってきました。 その経過の中で、私自身も二児の母となり、髙野先生の「お子さんとお母さんの笑顔を守る」という理念は、子育て中の私にとって大変共感できるものでした。 小児科医としてはもちろん、母親としての視点ももって、お子さまの体調不良や様々な心配事に対するご不安に寄り添った診療を行いたいと日々心掛けています。 髙野先生とスタッフの皆さん、そして患者さまが4年間で築き上げてこられた伊丹たかの小児科を、さらに素晴らしいものにしていくお手伝いが出来ればと思っています。

しばらくは全ての診療時間に勤務することが難しく、患者さま全員の診療に私が携わることができず大変心苦しいのですが、 他の非常勤の先生方や、これまで伊丹たかの小児科を支えてこられたスタッフの皆さんと力を合わせて、皆さまの笑顔をお作り出来るように全力を尽くします。 まだまだ不慣れな院長で至らない点も多々あるかと思いますが、どうか温かい目で見守ってくださると嬉しいです。

診察室でお会いした時はどうぞよろしくお願いいたします。



院長挨拶とコラム

初めまして、高野勉です。
この度、伊丹市大鹿に小児科医院を開業いたしました。

お子さんに心配な症状があると、家族の笑顔がなくなってしまいませんか?
そんな時に何でも気軽に相談できる、みなさんのかかりつけ医になりたい。
「お子さんだけでなく、お母さんも笑顔にする」
「あそこに行くとなんだかホッとする」
そんなクリニックを目指します!

>>子育てNewsLetter(まみたん記事)はこちら


★ 自己紹介 ★

院長

茨城県土浦市出身 
建具屋の長男として出生

神戸大学医学部を2002年に卒業し、神戸大学小児科学教室入局。
姫路赤十字病院、千船病院、高槻病院、明石医療センターなどの関連病院にて一般小児診療に加え、 新生児集中治療などの専門分野に関し研鑽を積みました。

A型 ふたご座
10歳から3歳までの三男一女の父です

動物占い:面倒見のいい黒ひょう

スポーツ:弓道、アイスホッケー
趣  味:将棋、お酒(大好き)
特  技:工作、手品、どこでも寝られること

好きな食べ物:八宝菜、からあげ、アップルパイ
好きな動物 :うさぎ、キリン
好きな花  :カラー、ガーベラ
好きな音楽 :ジャズ、バレエ音楽
好きな小説 :極大射程、リンカーン・ライムシリーズ
好きなマンガ:寄生獣、柔道部物語
好きな映画 :ドラえもん
好きなサザエさんキャラ:アナゴ君

最近ちょっとうれしかった事:
娘が「父ちゃんと結婚しゅる」と言ってくれたこと

最近ちょっと悲しかった事:
娘の呼び方が「パパ」から「父ちゃん」に変わったこと(兄の影響!)



院長コラム
 【お医者さんはいませんか?】


「苦手意識」

医者の多くは自分の専門分野以外の病気には苦手意識 があります。 私は小児科医になって17年、ずっと新生 児科医(赤ちゃんのお医者さん)として病院で働いて いました。 赤ちゃんに関しては頭の先からつま先まで、どんな症状も診られる自信があります。 そして赤ちゃん 以外の小児科の病気、アレルギーや痙攣、発達障害などにも苦手意識を持たず対応できるよう訓練してきました。 「なんでも診られる小児科医でありたい」そう思う ようになったきっかけが若い頃にありました。


「山P」

飛行機

ドラマなどで「飛行機の中でのドクターコール」ってありますよね?いわゆる「お客様の中にお医者様は いらっしゃいませんか?」というヤツです。 これ、良く聞く話ですが医者の中では実は結構恐怖なんです(山Pが演じていたような救急部のドクターは別で、逆に呼ばれて喜ぶ人もいます)。


「危ない人」

医者はベテランになればなるほど専門分野では高度な ことができるようになりますが、逆に免許を取った頃の知識は薄れていきます。 「お医者さんはいませんか?」のコールは「どんな人が」「どんな症状で」体調が悪くなっているのかが行ってみないと全く分かりませんし、 さらに飛行機の中にどんな診療道具があるのか(普段からメスを持ち歩いている医者がいたら結構危ない人ですし、そもそもメスは機内に持ち込めません)も 分かりません。


「偽善者」

「医者なんやからとりあえず診てあげたらエエやん」 と思うでしょう?でもね、日本では1回医者がだれかを診察したとき、結果が悪かったら逮捕されたりする こともあるんです。小児科医の私がおじいさんを診察して(正直言って1回も病院で診たことありません)胸の痛み(心筋梗塞かも知れない?)をみて、 適切な対応が出来なかったら、あとで有罪になったりするんです。実は学生の頃、「自分はドクターコールには絶対手を挙げない」と考えていました。 そのことで医学部の友人と激論になったこともあります。彼は「俺は絶対に手ぇ挙げるワ!」と断言していましたが、正直(この偽善者め・・・)と少し思っていました。


「6時間」

さて、そんな私がついにドクターコールに遭遇する ことになります。 医者になって2年目のことでした。 ある海外旅行の帰り、空港でやたら体調が悪そうな 妊婦さんがいたのでちょっと警戒していたんです。 案の定、太平洋のど真ん中、成田空港まであと約6時間 という場所で「お客様の中で・・・」と放送がありました。


「ドクターカード」

CA

何と私は反射的に立ち上がっていました。そして、ここからがまためんどくさかった!(たぶん)フランス人のCAさんに声をかけると、 「ドクターカードを見せろ」と言われました。(ドクターカードってなんだろう?)と思いながらも適当に「預けた荷物の中に入っている」と答えると 、CAさんはあきれたような顔で(失礼な!)首を振っていました。確かに、医者のふりをしたウソつきのお兄ちゃんかもしれませんから仕方ないんですが、 思わず立ったことを後悔し始めました。


「陣痛」

とにかくチーフパーサーのところに行くと何と日本人男性で、所属の病院名などを伝えると信用してもらえ、患者さんのところに案内してもらいました。やはり空港でしんどそうにしていた妊婦さんでした。 どうやらお熱があった様でしたが、陣痛でなくて本当に良かったと思いました。細かいことはここには書けませんが、あまり専門知識が必要な状況ではなく、簡単なアドバイスをして その場を離れました。


「スリッパ」

実はしんどいのはここからです。大丈夫だと思っていても、一度診察したからには万が一その人に何かあれば大変です。成田までの5-6時間、一睡もできずドキドキして 過ごしました。無事着陸し、降りる時に先ほどのチーフパーサーから呼び止められました。眠気と疲労でフラフラだったので、(早く帰らせてくれ・・・)と思っていましたが、 「先ほどはありがとうございました。つまらないものですが」と言って、プレゼントをいただきました。
・・・機内で出されたスリッパでした(う~ん)。


「町の小児科医」

結局、同級生が正しかったようです。それからは、できるだけ苦手分野を作らないように意識しています。それ以来、電車や駅、公園などで体調が悪そうな方が いたら声をかけていますし、これからもドクターコールがあれば立つでしょう。大人の病気まで、すべてに対応するのは難しいですが、町の小児科医としてお子さんの 病気は何でも診られるようにしますので、皆さんどうかお気軽に相談してください。

ただし、大きな切り傷や骨折などはなるべくすぐに専門の先生にご紹介させていただきますね!






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伊丹たかの小児科